第二次世界大戦末期〜戦後数年後
主人公は双子の男の子。名前はない
作中では、地名は明らかにはされてないが訳者:堀茂樹氏によるとドイツに占領されていたオーストリアとの国境線に近いハンガリーの田舎町ケーセグが舞台ではないかとみてる

乱読して読み終えてから著者について調べた
著者のアゴタ・クリストフはハンガリー動乱に巻き込まれスイスへと亡命してる経緯がある。ここで初めて、ハンガリー動乱というの僕は知った
第二次世界大戦後にソ連から独立すべく立ち上がったものの完膚なきまでもやられ20万人近くのハンガリー人がヨーロッパ諸国へと亡命。この一連の騒動みたアメリカはソ連を脅威と感じ冷戦時代へと突入した
慕っていた兄と生き別れになっている。この時に「何かが壊れた」と語っている。終戦後にロシア語を学ぶのが辛かったらしい。そこで読書にふける青春を過ごしたようだ
母が双子の息子を預けにやってくるシーンから始まる
一人称を『ワシ』という亭主を毒殺したとされる祖母。主人公達は「おばあちゃん」と呼び、おばあちゃんからは「牝犬の子」と呼ばれる
おばあちゃんはやまんばをのような姿見。街の人たちからは魔女と呼ばれている。そして非常に不潔

家の近くには秘密の軍事施設ある。どうやらユダヤ人を一時的に収容していた施設だったらしい
主人公達が寝る場所は食卓机にそなわってる椅子
そして屋根裏部屋をこっそり使用。そこにはどうしても『秘密にしておかなければならないもの』を隠している悪童日記なる双子の兄弟が2人で編集した大きなノートブックが保管されている
妬みや僻みを書いてるのではなく、さまざまな大人をみて話を聞き時には助けそして身を預けてみたりとなんでも体験し、足りてない能力を補うようにと二人三脚で労働と勉強をしている日々が綴ってある
その内容がこの本そのもとなる
具体的な内容を書くのをはばかるほどの欲にいきる人間達を俯瞰してみる主人公
狂った社会で人としてどう生きていくべきなのかを冷静に判断して行動しているように僕は感じた。情ではなく義理に関して強くもっている点には共感できた。それがない人間ってのは結局のところ知性が足りてない故に最終的には悲惨な目にあってる
多くの方に読んでもらって是非とも感想をきかせてくれたらうれしい(;´༎ຶД༎ຶ`)


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