穴太の黒鍬 出典:司馬遼太郎・街道をゆく1・朝日文庫


たしかに坂本あたりに穴太衆積みの石垣と銘打った場所がある

戦国時代に、様々な殿様から依頼されてその技術を磨いたとされてるのが

「穴太の黒鍬」

当時のインフラ設備を担ってたというのがわかりやすいかもしれない

建築を作事(さくじ)と表現されている

『正確な日本語としては「普請(土木)に従う人夫」とすべきであろう。』(司馬遼太郎・街道をゆく 楽浪の志賀・朝日文庫)

戦国時代の末期になると石垣をベースに築城するケースが増えてきた中

この職人に目をつけたのが織田信長


安土城の石垣こそがこの「穴太の黒鍬衆」によるものとするのが確かに自然

やりすぎコージーという番組の人気コーナー

やりすぎ都市伝説でハローバイバイというコンビを結成していた関 暁夫

フリーメイソンという秘密結社について語っていた

その後、軽く調べてみたことがある

元々は石工組合が前身と記してあった

400年以上の歴史を持つのも特徴


穴太の里の歴史もまたおそろしく古い

千年以上前の記録でこそ新しいらしく

伝承の時代とされてる要は伝説級の成務天皇の時に

「志賀高穴穂(しがのたかあなほ)の宮」という都があったとされている

その土木技術を担当したあたりから歴史が続いていると考えられる

そのずっと後の飛鳥時代に「滋賀大津宮」が制定された時も携わっていたことになる

この時の天皇は天智天皇。有名な大化の改新の立役者である中大兄皇子となる

ちなみにこの大化の改新ってのは

豪族中心の政治から天皇中心へと変えましょうという事なので

江戸幕府期に尊王攘夷という合言葉のもと明治へと変わったのと似ている

大化の改新ってのはその明治期につくられた逸話なのかもしれない

今、アメリカが豪族であるトランプが大統領になり、またさらに豪族であるイーロンマスクが右腕的存在となってる

あちら国には、天皇や王というような概念がなく、宗教というのを絶対的なものとされている

土着に興味のないイメージを勝手に持ってる

日本とは違う形での終着となるのか

どうなんやろってのが楽しみにで仕方がない

最終的に、この章を読むとそんな今の世界情勢のほうが気になってしまった

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