市民割でゲットしたパスポート
500円引きの5000円で購入
これにより、すべての会場をまわることが可能となる
当初は興味のある展示だけでいいかなとおもっていた
ただ、写真のレベルアップをはかるにはそれだけではいけないと感じ
購入に至った
カフェで一服
どうやってまわるかを冷静に考える
1日目は0~5番をまわることにした
深瀬昌久に出会う
パスポートを購入した八竹庵からまわることになる
波打つ戸は昔の高価なガラスとのことで
背負ってるリュックは預けるか前掛けにするかと尋ねられた
預けたいところだったが、バックの中身には
こちらも高いレンズが入っているため
間違って落とされてしまっても困るから
自分で持つことに
例のガラス戸にはシールが貼られていた
それはええんかい‼っと心の中でツッコんでいた
そんな立派な建物内に数名の写真家の作品が展示されている
趣向を凝らした力作なのだろう
これがプロの技なのかと腕を組み眺めていた
幅広い年齢層が多く訪れていて男女比もトントン
30代に写真を趣味としたのは間違いなかったのかもしれない
2階にあがると大広間に過去10年に及ぶこの写真展のカタログが並べてある
ここで目に入ったのが
狂気的な顏をしたネコにちりばめられてるカラフルなおはじき
センスを感じた
読んでみると深瀬という人物の作品らしい
2012年78歳でこの世を去っているわけだが
58歳の時に、ゴールデン街にあるお店から酔っぱらって転げ落ちた
脳挫傷により脳の一部が損傷
そこから写真を撮ることがなくなった悲劇の写真家
ネットで調べてみると
どうやら、ここで転げ落ちてたのは初めてではないらしい
そして、怪我をする前から不可解な行動や言動もあったとのこと
アシスタントだった人のブログを読んでいると
どうやら自分で人生に見切りをつけているようにも感じる
20年間、カメラを持たず病院で過ごしそのまま亡くなったという人生
その58歳までに撮った写真作品に惹かれた
なかなかぶっ飛んでユーモアに富んでいる中にどこか切なさも混じる
おそらくこれがカオスという状態
小泉さんを思い出す
52歳で生涯を閉じた親しい同僚
亡くなって8ヶ月、最後に喋ったのは6月25日
再来月で1年が経つ
ぶっ飛んでるようにみえて実は繊細な人だった
だからか、酒もたばこもやめることはなかった
自分の意思ではもうどうしようもない状態だったのかもしれない
地元の同級生とバントを組んで週末集まっていた
毎年行われる高槻のジャズフェスで演奏することを目標とされていた
去年は1次選考はパスしたが、2次選考で抽選により落選
また来年やわっとあっけらかんとされていた
お亡くなりになってから1ヶ月後にカメラを買った
不意にスマホを向けて写真を撮ろうとしても
いつも受け入れてくれていた気がする
やっぱり楽しんでる姿をとらえるのが一番やな
っと再確認できた
今年のジャズストリートに向けまたヒントを得た気がする
ちなみにこのイベントで鎌倉のライブハウスで出会ったような
バンドに出会えたらなっていう期待もしている
みんなで初詣に行こってことになってたので小一時間しか滞在できなかったことを
未だに悔やまれる